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杉下右京の事件簿

+碇卯人 朝日新聞出版

 オリジナル。
 碇さんのオリジナル(この人がいったいどのミステリ作家であるかは知っている)。
 北国がよく似合うという理由でスコットランドへ。
 南国が似合わないという理由で奄美大島へ。

 杉下警部の「細かいところまでよくってる説明」と「実は初耳でした解説」の組み合わせとも言う。
 奄美大島まで行って「新しい知識に満足」なのがなんともいえない。

 それにしても杉下警部、警視庁の隠れ蓑をまとい、「け、警視庁!?」と周囲が勝手に驚く浅見光彦システムな環境設定だと、周囲と調和が取れるんですね(笑)
 不便なのは警視庁管轄か。ま、警部には関係ないけど。
 警部には好き勝手に捜査をさせるのが一番よろしいようで。

人質ゲーム、オセロ式 [ミステリ]

+柄刀一 祥伝社ノンノベル

 一美さんと光章君。
 
 あまりにも可愛い。
 あまりにも可愛すぎる。
 君たち早く結婚しなさい(笑)
 シリーズ当初からずーっとこの二人の、短いようで長いような、近いようで微妙に遠いような、でも、クロスワードのあたりからだんだん一歩一歩距離を縮めてきてて。
 
 可愛かった。
 床を転げまわりそうだった。

 光章さん、ついに四捨五入すると四十……(汗)
 今回もやっぱり苦労してる……。
 柄刀ミステリのほかの探偵と「クロス」するようなことが起こったりしたら、苦労も倍……?
 皆さん勝手ですから。気がついたらてんでばらばらな推理の糸をたどってそうですから。
 地の文担当の天地光章、頭を抱える。
……苦労人。

(考えてみたら、まったくの別世界を作り上げる以外の方法であちこちの探偵役が集まるならこのプレイランドという空間が実に便利……。北海道から熊谷、南、神奈川から御倉、海外からアーサー、慶子さん。いろんな理由で学習プレイランドへやってきちゃった人たち。舞台は龍之介ワールド。すなわち、話は光章さんの一人称で展開されて、みんな謎へのアプローチ方法が違うから光章さんは振り回されて、つまるところ、いろんな意味で苦労する)

「あー、もういい。かってにしてくれ」と龍之介に言う光章さんの姿が想像できる。

 優介君四歳……。
 だんだん大きくなる子どもは可愛い。

 そのうち、圭介と仲良くなりそうだ……。

謎解きはディナーのあとで [ミステリ]

+東川篤哉 小学館

 半年待たされました。
 誰が悪いんですか?(にこやかに言いつつも目は笑わない)

 暴言吐きすぎ執事(笑)
 ミステリのロジックを吹っ飛ばす暴言の数々。
 ちゃんとミステリとして読んだら凄いんですよ?
 そういうことかぁ! と暴言執事影山の説明を聞きつつ(読みつつ)。

 最後には解雇されると思ってましたが。
 そうはいきませんかやはり。
 そりゃ、お嬢様からすれば「全部自分の手柄!!」ってわけだしなぁ……。
 最強の執事っちゃぁ執事……でも「説明して」と言うたびに暴言くらうのか……(笑)
 暴言に耐えればいいのか。
 でも暴言だぞ。
 しかも毎回毎回、丁寧にネタが違うんだぞ。
 
 地の文の「国立小ネタ」の数々も、ある意味暴言だと思うんですが。
 いや……国立のことはくわしくわかりませんが……ええと……。

 こ、、国分寺と立川の間にあるから「国立」なんだからね!!(こくりつ、ではない。あたりまえだ)

 初めて、中央線の路線図を見ながら「立川‐国立‐国分寺」が「しりとり」だと思った懐かしい想い出。
 まさかその時は本当に「しりとり」感覚で国立(地名)が名付けられたとは思っていなかった……。

 そして。
 「谷保」。……「やぼ」と読むのがもともとだったそうですよ……やぼか……そうか……。

 誰か音声ドラマにしてくれないかと切に思う。
 すっげぇ可愛い声のお嬢様と、大川透さんを執事でコンビ組ませて、作ってくれ(笑)
 いやもう、只管ピンボケ暴言執事をやってほしいだけとも言う。
 しかし、自分が望む作品ほど、メディアミックス化されないという。どこまでもマイナー。


 んで。

 表紙の白いスーツの男が、風祭警部だよなぁ……これ見る限りそうだよなぁ……(笑)
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