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相棒 season5 下 [ミステリ]

+脚本・輿水泰弘 ほか ノベライズ・碇卯人

 真っ黒い一筋縄ではいかない小野田官房室長。
 後半の感想はこれしかありえない。

 プレシーズンからずっと読み続けて(あくまでも文庫本)、このシーズン5がもっとも「相棒」というモノを表していると実感する。杉下右京の亀山薫とのコンビネーション、亀山薫と杉下右京の役割分担、二人それぞれにある「相棒」という単語の示す先。
 相棒になりたかった人、相棒であった人、相棒。上司であり部下であり伴侶であり共犯者(笑)であり。
 何もかもが緻密で複雑、そして別々の貌を持つ。
 ドラマとしても最高の存在感で、「これが、『相棒』」。 

相棒 season5 上 [読書・本]

+脚本・輿水泰弘 ほか ノベライズ・碇卯人 朝日出版

イタミンの、「ありがとう」の言えない性格が大爆発を起こした「剣聖」。
亀山よりも強い、ということそのものが、なんかいろんなごった煮感情の末のツンデレを形成している。
やはりこいつは亀山薫がいてこそ。
字面であっても「特命係の亀山ぁ~~~~」はいい。

亀山薫の隠された特技(?)、味の違いの分かる男。
そういえば薫ちゃんの舌は何度か事件を見破っている。

……もうそれ以外、感想なんて、ない(笑)

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