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人質ゲーム、オセロ式 [ミステリ]

+柄刀一 祥伝社ノンノベル

 一美さんと光章君。
 
 あまりにも可愛い。
 あまりにも可愛すぎる。
 君たち早く結婚しなさい(笑)
 シリーズ当初からずーっとこの二人の、短いようで長いような、近いようで微妙に遠いような、でも、クロスワードのあたりからだんだん一歩一歩距離を縮めてきてて。
 
 可愛かった。
 床を転げまわりそうだった。

 光章さん、ついに四捨五入すると四十……(汗)
 今回もやっぱり苦労してる……。
 柄刀ミステリのほかの探偵と「クロス」するようなことが起こったりしたら、苦労も倍……?
 皆さん勝手ですから。気がついたらてんでばらばらな推理の糸をたどってそうですから。
 地の文担当の天地光章、頭を抱える。
……苦労人。

(考えてみたら、まったくの別世界を作り上げる以外の方法であちこちの探偵役が集まるならこのプレイランドという空間が実に便利……。北海道から熊谷、南、神奈川から御倉、海外からアーサー、慶子さん。いろんな理由で学習プレイランドへやってきちゃった人たち。舞台は龍之介ワールド。すなわち、話は光章さんの一人称で展開されて、みんな謎へのアプローチ方法が違うから光章さんは振り回されて、つまるところ、いろんな意味で苦労する)

「あー、もういい。かってにしてくれ」と龍之介に言う光章さんの姿が想像できる。

 優介君四歳……。
 だんだん大きくなる子どもは可愛い。

 そのうち、圭介と仲良くなりそうだ……。

謎解きはディナーのあとで [ミステリ]

+東川篤哉 小学館

 半年待たされました。
 誰が悪いんですか?(にこやかに言いつつも目は笑わない)

 暴言吐きすぎ執事(笑)
 ミステリのロジックを吹っ飛ばす暴言の数々。
 ちゃんとミステリとして読んだら凄いんですよ?
 そういうことかぁ! と暴言執事影山の説明を聞きつつ(読みつつ)。

 最後には解雇されると思ってましたが。
 そうはいきませんかやはり。
 そりゃ、お嬢様からすれば「全部自分の手柄!!」ってわけだしなぁ……。
 最強の執事っちゃぁ執事……でも「説明して」と言うたびに暴言くらうのか……(笑)
 暴言に耐えればいいのか。
 でも暴言だぞ。
 しかも毎回毎回、丁寧にネタが違うんだぞ。
 
 地の文の「国立小ネタ」の数々も、ある意味暴言だと思うんですが。
 いや……国立のことはくわしくわかりませんが……ええと……。

 こ、、国分寺と立川の間にあるから「国立」なんだからね!!(こくりつ、ではない。あたりまえだ)

 初めて、中央線の路線図を見ながら「立川‐国立‐国分寺」が「しりとり」だと思った懐かしい想い出。
 まさかその時は本当に「しりとり」感覚で国立(地名)が名付けられたとは思っていなかった……。

 そして。
 「谷保」。……「やぼ」と読むのがもともとだったそうですよ……やぼか……そうか……。

 誰か音声ドラマにしてくれないかと切に思う。
 すっげぇ可愛い声のお嬢様と、大川透さんを執事でコンビ組ませて、作ってくれ(笑)
 いやもう、只管ピンボケ暴言執事をやってほしいだけとも言う。
 しかし、自分が望む作品ほど、メディアミックス化されないという。どこまでもマイナー。


 んで。

 表紙の白いスーツの男が、風祭警部だよなぁ……これ見る限りそうだよなぁ……(笑)

首無の如き祟るもの [ミステリ]

+三津田信三 講談社文庫

以下、ネタが割れるかどうか謎ながらも呟く。

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相棒 season5 下 [ミステリ]

+脚本・輿水泰弘 ほか ノベライズ・碇卯人

 真っ黒い一筋縄ではいかない小野田官房室長。
 後半の感想はこれしかありえない。

 プレシーズンからずっと読み続けて(あくまでも文庫本)、このシーズン5がもっとも「相棒」というモノを表していると実感する。杉下右京の亀山薫とのコンビネーション、亀山薫と杉下右京の役割分担、二人それぞれにある「相棒」という単語の示す先。
 相棒になりたかった人、相棒であった人、相棒。上司であり部下であり伴侶であり共犯者(笑)であり。
 何もかもが緻密で複雑、そして別々の貌を持つ。
 ドラマとしても最高の存在感で、「これが、『相棒』」。 

ここに死体を捨てないでください! [ミステリ]

+東川篤哉 光文社
 烏賊川市シリーズ。話に引き込まれる前にギャグに撃沈されるので、一ページ読んでは閉じ、開いてまた一ページ読んでは閉じ。おかげでトリックうんぬんの前に話がなかなかつながらない。
 今回の萌え(?)どころは「ミニクーパー」。
 赤いミニクーパー。
 目立つからあのシーンとかが引き立つのだろう。そんなことまで考えた。しかし相手はベンツ。

 ところで、エンディングは威風堂々でどうでしょか。
 たまたまMP3で聴きつつ、通勤電車の中で最後の数ページを読んでて、ハマってた。

さよならの次にくる 〈卒業式編〉 [ミステリ]

+似鳥 鶏 東京創元社
 今回も、後輩の葉山君は奔走しまくりでした、っと。
 先輩に振り回されるのは後輩の定めなので、仕方ないということで。

 しかし、今回こそ葉山君のファーストネームが分かると思ったのに。
 不明のまま。
 伊神さんはちょいと意外だった気がする。名字+名前で四文字だと思ってた。よくわからないがなんとなく。
 柳瀬さんはテストのときに自分の名前を書くだけで時間を消費しそう。ちなみに、柳瀬さんは名字+名前で三文字だと思ってた。ミノ……はミノコジロー(ってなんかいそうな生物の名前になったな……)。
 
 ところで、幕間はなんなのですかねー。微妙に期待してもいいんですかねー。伊神さん、何をやらかしてくれたんですかねー。葉山君の二年生生活は平穏無事になるんですかねー。
(絶対無理だと信じてる。美術室のドアをからからっと開けたら平然と伊神さんが占拠してて葉山君がつんのめってこけると信じてる)

オチケン、ピンチ!! [ミステリ]

+大倉崇裕 理論社
 三枚目の始末書の行方の第二弾。学生部の人物が、某ミステリに出てくる大学の「教務課主任」とダブって見えたりして笑えた。もちろん架空の大学。おいおい、大学の事務員はそんなんばっかりか(笑)
 一巻は「中村さん黒いなー」程度だったのに、今回は「中村さんひでーなー」に。そのうち、この人ならばにこにこ笑いながら建物ひとつつぶすに違いない。一人で。
 あちこちのシリーズと微妙なすれ違いを起こしていたりもして、それがまた何となくにんまり。

 漫画の予告カットも見たんですが。
 越智君の扱いがやっぱり……ひどい(笑)

追記。
 何日か考えて思い至った。何となく読後に感じていた「どこかで見た記憶が……」な感覚。
 そしてぱらぱらと読み返し、飛び込んできた文字が「慇懃無礼」。
 わかった!! これ、大学版「相棒」だぁ!!(笑)

 主役三名が相棒の二人(杉下右京×2、亀山薫×1 うわぁやりにくそーな上にめんどー)。
 学生部がいわゆる官房長小野田以下数名。
 周辺の「仲の良い(?)」面々がそれぞれ薬対五課と鑑識。
 見事なあてはまりっぷりに思わずにんまりしちゃった。そーか、そーか。じゃ、三作目はやっぱり、本家相棒よりも一足早く、「ガチンコ」「真っ向勝負」を挑んでもらわねば。万一、負けた場合はいさぎよく(?)越智君には落語家の道を歩んでもらうということで。
 

鑑識・米沢の事件簿2 知りすぎていた女 [ミステリ]

+ハセベバクシンオー 宝島社
 相棒スピンオフ小説第二弾。
 前回は所轄、今回は本庁の鑑識。映画でちらっと出てきていた彼らが米沢さんと絡み、ついでに刑事部長も絡み、官房室長はおいしいところをかっさらい、大河内主任監察官が一番いいところを総攫い。大河内さんに至っては、登場人物紹介から漏れ落ちているのに……ッ!!
 映像で見てみたいと思ってしまうのは、ドラマが好きなせいだろうなぁ。
 大河内さんがカッコよく見える、数少ない話です。

UFOの捕まえ方 [ミステリ]

+柄刀一 祥伝社
 龍之介シリーズ11冊目。
 龍之介、無事館長就任。長かった。一作目から読むと、あっちこっち移動しまくったよなぁと、アルバムでも見る気分。
 しかし……ほんと、こいつでいいのかと、光章さんとともに感じている日々(笑)
 まぁ、役職というか肩書きというか、とにかくそういうポジションに就いたせいか、言動はしっかりしてきましたけど。今でもミステリーでよくある「探偵役、死体と接近、遭遇」なんぞという瞬間には「にぎゃーっ!!」っとでも悲鳴あげててもらいたい気もする。しかし、柄刀ミステリ内において龍之介シリーズが一番、「探偵役、死体と接近、遭遇」が少ないんじゃないかとも思う。……まぁ、多かったら光章さんの苦労も増えていくわけだから……少ないほうがいいのか……。接近遭遇する場合も、「にぎゃー!!」で済まないセッティングですけど。

 そしてついにUFOまで出現。
 まぁこれの正体だとか推理はさておいて。
 ああ、ここまで行きますかと読みながら思った。
 短編でもトリックてんこもりなのに、そのまま長編……トリックがトリックが……。
 にぎゃーっ!! って感じです。はい。

 それから、ふと思うのだけど。
 龍之介のところにならば、柄刀ミステリの他の探偵役も顔を揃えられるかも、と思う。こんな夢を見てしまう。
 見るなと言われても見てしまう。
 ちなみに揃ったら揃ったで、光章、一美コンビがついていけないかもしれない。
(だって他のシリーズの探偵だと、シリーズ通してのワトソンの役回りになるキャラクターがさ……。みんな、フットワーク(?)軽すぎ……)

オチケン! [ミステリ]

+大倉崇裕 理論社
 ミステリーYA!
 落語とミステリーの組み合わせ、日常の謎。
 落語をそんなに聞き込んでいるわけでもない私でも、知っている噺がベースなので面白いです。まぁ、時そばで笑えるなら大丈夫。
……基準になるんだろうか……?
 講義をサボった時点で「それでこそ落研」とか堂々と言わないでください先輩。
 あと、秘密多すぎですから先輩(笑)
 つか、越智健一でオチケンで入部させるのもどーかとおもいますよ先輩(笑)
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